INDEX

1.ダビデとの出会い。
2.笑いが止まらない。
3.トイレ覚え。
4.猫だよ、猫!
5.ダビデ、最初の試練。
6.ダビデという名、
それ以前。
7.お買得な猫?!
8.ノミ、ノミ、ノミ、
のちハゲ。
9..ブカブカの首輪。
10.ダビデがもっとも
威嚇した人。
11.グルメ・バースディ。
12.墨が付いてるよ!
13.ペット不可の苦労。
14.配線カジカジ。
15.お、大きいですね…

5.ダビデ、最初の試練。

電車に揺られること約1時間、母の住むマンションに到着。ウチの母は、猫はどの猫も「ミーちゃん」、インコはどのインコも「ピーちゃん」と呼ぶ。
いきなりキャリーから出したダビデを抱きしめて「ミーちゃん!よく来たわね〜!!」とデカイ声。そうだ、ウチの母の声はすごく大きかったのだ。猫って大きい声や音が嫌いだったような…案の定、怯えるダビデ。そりゃ、コワイよね〜。太った知らないオバチャンにギューッと抱きしめられてワケわからない名前を呼ばれるんだもの。やっぱりオバチャンパワーはスゴイなぁと思わずにはいられない。ダビデ、大丈夫だろうか…?後ろ髪を引かれる思いで帰宅。次の日、私たちはイタリアへ発った。
帰国後すぐに迎えに行ったときは、ダビデはすっかり母にも慣れていたようでホッとした。「ミーちゃんたらすごい元気で、廊下を全速力で走って玄関に何度もぶつかってたわよ」「へ、へぇ〜、そうなんだ」帰り際に「また来てね、ミーちゃん!オバチャンのこと忘れないでね〜!!」と母。言ってることがわかるのかどうかは不明だが、ダビデは我が家に帰ってちょっぴり安堵している気がした…この10日間、よっぽどオバチャンが恐かったのね〜、ダビデ災難だったね。ごめんよ。

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